メダロット2
ポケモンの陰に隠れがちですが、オリジナル性に溢れたRPGです。ナツメという会社が開発を、イマジニアという会社が販売をしていました。
作品の世界観としては、近未来で、メダルで動くロボット(メダロット)と呼ばれるロボットが居る世界。前作の主人公「ヒカル」がメダロットを悪用して世界征服を行おうとする「ロボロボ団」を壊滅させてから何年か経った後…という感じです。
この世界ではメダロット同士を戦わせる競技「ロボトル」が流行っていて、メダロットを一体も所持していない「天領イッキ」が主人公となっています。彼がある日コンビニで店員に押し付けられるメダロットがこのパッケージの2体のいずれかになります。
それぞれのバージョンで、細かな部分が異なりますが、まず最初のポイントとして主人公機が異なります。カブトバージョンでは、射撃をメインとしたメダロット、メタルビートル(通称メタビー)でクワガタバージョンでは、格闘戦をメインとしたヘッドシザース(通称ロクショウ)になります。
このゲームの大きなポイントとしてはやはりメダロットの個性あふれる外見です!ロボット好きの方なら間違いなくおすすめです。
「ほるまりん」氏のデザインするメダロットの各種のそれぞれがとても格好良く、メダロットのパーツを組み合わせてカスタムしていくのがポイントにもなってくるのですが、1体の完成形をあまり崩したくなく、素体のまま使うことが多かったです。
ほかにも「天領イッキ」の幼馴染の「甘酒アリカ」お嬢様の「純米カリン」ライバルの「辛口コウジ」悪ガキ3人組の「スクリューズ」等個性溢れるキャラクターの会話を見ているだけでも楽しめました。
ほぼ毎回言っていますが、このゲームもまたBGMがとても素晴らしいです…
VGM Hall Of Fame: Medarot 2 - Easygoing (GBC)
本作では、ストーリーを通して、壊滅したはずのロボロボ団と戦う~という内容になるのですが、ロボトルに勝利したら、相手のパーツを1個貰えるルールとなっています。そのため、特定のキャラクターとはパーツを集めるために何度も戦うことが可能となっています。
ですが、ストーリー上戦える回数が決まっているキャラクターも居ますので、その時は狙ったパーツが貰えるまでセーブ&ロードを繰り返す地獄が待っていることもありました。
そしてこのゲーム、なんと恋愛要素があります。幼馴染の「甘酒アリカ」お嬢様の「純米カリン」どちらかの好感度を上げながらストーリーを進めると、最後にカットイン付きでおまけのストーリーも付いてきます。
当時あまり知らずにゲームを進めて、胸ときめくようなセリフを言われて戸惑ってしまいました。